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- ピル・避妊について
「ピル」というお薬のことを知っていますか?
一般的には避妊薬としてのイメージが強い「ピル」。しかし実は、女性ならではの身体のトラブルを改善したり、病気の予防につながったりと、さまざまな効果・効用が得られるお薬なのです。こちらではピルというお薬について詳しくご紹介します。正しい知識を持ってお悩みを改善していきましょう。
福岡市・天神の産婦人科「荘田レディースクリニック」では、お一人おひとりの症状・生活習慣・体調・ライフスタイルなどに合わせ、ピルによる治療をご提案しています。避妊だけでなく、生理不順の改善やホルモンバランス治療なども当院がしっかりとサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
ふとした不安にも対応できるよう、ご来院の際はご予約不要です。夜19時まで診療しておりますので、お仕事の帰りにも無理なく通院していただけます。
ピルについての基礎知識
「ピル」は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが含まれているお薬です。服用すると、血中の女性ホルモン(特に黄体ホルモン)の量が増えます。現在広く使用されているものは、含まれるホルモンの量が少ない「低用量ピル」です。
ピルってどんなお薬なの?
ピルには「排卵を抑える」という効果があります。通常、黄体ホルモンの分泌量は排卵後に増えます。そのため、ピルによって黄体ホルモンの量が増えると、脳が「すでに排卵後の状態だ」と判断して、排卵が起きなくなるという仕組みです。
またピルに含まれている黄体ホルモンには、子宮頸管粘液の性質・子宮内膜を変化させ、妊娠しづらい状態にするという効果もあります。
ただし、このような効果を持つピルを服用したからと言って、100%の避妊が可能になるというわけではありません。また、ピルは月経移動やホルモンバランス治療などの避妊以外の目的にも使用される薬です。「ピル=避妊」ではないということは、理解しておく必要があるでしょう。
ピルの効果について
先にご説明したように、ピルには排卵を抑える効果があるため「避妊薬」として広く知られています。しかし実は、「妊娠したいときに、妊娠するための方法」という側面も。
当院では避妊薬としてだけではなく、女性特有のさまざまなお悩みの解消にピルを役立てております。お一人おひとりのライフスタイルに合った治療をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
避妊
- 排卵の抑制
- 精子が子宮内に入りにくい状態をつくる
- 受精卵の着床を抑止
生理
- 生理痛の軽減
- 経血量の減少による貧血改善
- 生理不順の改善
ホルモンバランスの改善
- 生理前症状(PMS)の軽減
- 多毛、ニキビなどの改善
- 更年期障害の予防
排卵の抑制による効用
- 卵巣がんの予防
長期服用の効用
- 子宮体がんの予防
ピルの副作用について
ピルの服用を開始してから1~2ヶ月の間は、吐き気・嘔吐・頭痛・乳房の張りや痛み・不正出血といった副作用が出ることがあります。多くのケースでは次第に症状が消えていきますが、どうしても気になる場合は我慢せず、ドクターにご相談ください。副作用を抑えるお薬をお出しする、ピルの種類を変えてみるといった対応も可能です。